みなさんこんにちは、A氏です。
突然ですが夜は眠れてますか?
若いころはいつでもどこでも眠れたのに…
最近ぐっすり眠れていないような…
なんてことはないですか?
今回は睡眠障害についてお話ししていこうと思います。
睡眠障害とは?
睡眠障害とは睡眠時間が短くなり、寝つきが悪くなったり寝てもすぐに起きてしまうことを言います。
睡眠障害のなかにも様々な分類があります。
入眠障害
寝つきが悪い
中途覚醒
寝つきに問題はないがすぐに目が覚めてしまう
早朝覚醒
早朝に目が覚めてしまう
熟眠障害
睡眠時間はとれているはずなのに眠った感じがしない
などがあります。
A氏は入眠困難のため夜3~4時まで眠れず、寝入ったら全く起きないタイプです。
その他に逆に眠りすぎてしまう過眠症、寝入って最初の1/3以内の時間に歩き回る夢遊病などもあります。
睡眠障害の原因
睡眠障害の原因は様々ですが、主なものを以下にまとめました。
- 心不全で肺に水がたまっている
- 肺の病気で呼吸困難がある
- 体の向きによって痰が出しにくかったり、咳き込む
- おしっこが近い、尿意で目が覚める
- 躁、うつなどの精神疾患がある
- カフェイン中毒
- 睡眠時無呼吸症候群
- ナルコレプシー(耐えられない眠気があり、眠ってしまう)
などがあげられます。
睡眠薬の種類
睡眠薬とよばれている大半の薬は、催眠作用の強いベンゾジアゼピン系睡眠薬というものです。短時間効くものから長時間効くものまで様々です。
超短時間作用型
3~4時間で効果が終了するため寝つきの悪い人(入眠障害)に効果がある。朝まで薬が残らず目覚めがいい。
薬剤名 ハルシオン(トリアゾラム)、マイスリー(ゾルピデム)、アモバン(ゾピクロン)、ルネスタ
短時間作用型
5~6時間で効果が終了し、中途覚醒に効果がある。
薬剤名 デパス(エチゾラム)、リスミー(塩酸リルマザホン)、レンドルミン(ブロチゾラム)
中間作用型
7~8時間作用が持続し中途覚醒に効果がある。
薬剤名 サイレース、二トラゼパム(ベンザリン、ネルボン)、エスタゾラム(ユーロジン)、二メタゼパム(エリミン)
長時間作用型
9時間以上効果が持続し早期覚醒に効果がある。
薬剤名 ドラール(クアゼパム)、フルラゼパム(ダルメート、ベノジール)、ハロキサゾラム(ソメリン)
ベンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用
ベンゾジアゼピン系睡眠薬は効果もありますが、
やはり副作用症状もつきものです。
- 依存性がある。
- 薬の飲んでから以降の記憶が抜けてしまう。
- 突然叫んだり、走ったり、怒ったりする。
- 薬を急にやめると離脱症状(落ち着きがなくなる、イライラする、不安、
頭痛、めまい、吐き気、発汗、便秘や下痢、食欲不振など)
などの症状が現れることもあるので、基本的にベンゾジアゼピン系睡眠薬はあまり継続して内服するのはよくないとされています。
自然な眠気をもよおしてくれる睡眠薬
近年、睡眠、覚醒リズムに関する神経伝達物質を調整して
眠りをコントロール薬も開発されています。
例)ベルソムラ、ロゼレム
まとめ
以上が睡眠障害の種類、原因、睡眠薬でした。
睡眠障害はもはや身近なものになってきている気がします。
最近寝てもすっきりしないなあ、寝つきが悪いなあ
なんて方は一度病院に行ってみてはいかがでしょうか?